屋根を知る~色と見た目 J形瓦編~

2022年7月21日木曜日

屋根のこと 瓦のこと

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これまで「サンレイ」「F形」の屋根瓦の色と印象の違いをご紹介してきました。
  今回は、同じ瓦、同じ屋根の形、同じ寸法でも 瓦の部材によって住まい全体の外観イメージが変わるということをご紹介します。 『あなたの屋根 瓦がデザインしますよ』   ※注意※ ハウスメーカー様ではモデル毎に使う瓦が決まっている場合もございます。「標準」...
 今回のテーマは・・・ 『あなたの屋根 瓦がデザインしますよ』 (防 災M形瓦 スーパートライ110サンレイ) まずは、 基本情報    『かわいい』   が一番の特徴ですが   ◆鶴弥ラインナップの中では 最軽量  山が2つ...



最終回の今日は『和瓦の豊富な色バリエーション』(J形瓦編)

まずは、 基本情報

 


◆鶴弥ラインナップの中で和瓦は2種類

◆地域色があるのが特徴

◆大手ハウスメーカーさんの仕様にラインナップされることもあり、近年見直されつつある和の風景


ここからは色の違いをご紹介


 


パースで見ると、こんな感じ




実際に見ると、こんな感じ




以前、「和瓦の約80%は銀色」とご紹介しましたが、年代ごとに瓦屋根にも流行があり・・・

1980年代ごろまでは赤や青の光沢のある色の瓦屋根をよく見かけました。
その後、住宅の洋風化に合わせ、素焼き調の瓦による南欧風やグリーンの屋根が流行しました。
現在はフラットな瓦の流行により再びブラック、ブラウン、シルバー系のシンプルな色が主流となります。



青緑色の瓦が増えるよりもっと前は、いぶし瓦や銀色で和風な印象の色がほとんどでしたが、①洋風な住宅にマッチする ②瓦の表面に塗られる釉薬の技術が発展したことからブルー系の色が普及しました。

外観デザインの流行にあわせて、屋根カラーのトレンドも変化。
銀や黒→光沢の青→マットな緑→銀や黒と、現在は落ち着いた色にトレンドが戻っているのも面白いですね。



まとめ
◆和形は現在は銀色が主流

◆屋根の色は瓦の歴史・変遷を象徴することもあるよ

◆和瓦は役物によって表情を大きく変えるので次回はそちらをご紹介! 

自己紹介

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株式会社鶴弥 営業企画部の牧野です。 愛知県半田市に本社を構え、陶器瓦の製造・販売をしています。 家づくりのご参考になる屋根情報を掲載しています。

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