瓦の業界推移をご紹介!

2024年2月27日火曜日

屋根のこと 瓦のこと

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もう早いもので1年も二ヶ月を過ぎようとしていますね。
さらに会社や学校は4月が期の切り替わり時期になるので、準備やら何やらでバタバタしている人も多いかと思います。
また、卒業式などを迎える方にとっては一年を振り返るいい時期かなと思います。
そこで今回KAWALIFEでは、瓦の業界推移~歴史と変遷~としてお届けしまーす♪


歴史として↓も併せてお読みいただけると嬉しいです。

では早速行きましょう!


瓦の(屋根の)業界推移


※日本屋根経済新聞掲載の屋根材データ「住宅用屋根材使用比率」を使用

一昔前はほぼ全部の家に瓦が載っているほど瓦が当たり前だった時代から、今は他の屋根材の登場などにより瓦のシェアは30%程になって、金属屋根のシェアが上昇していることが分かります。
昔と比較するとだいぶシェアは落ちていますが、瓦の誕生から1,400年以上経った今でも衰えず大谷翔平バリの打率(30%程度のシェア)を誇るのは、瓦が日本という高温多湿の気候風土に適していて住み心地がいい点や、塗り替えやメンテナンスが要らないことからくる面倒のなさが評価されているからなのだと考えます。



↓ 住んでいる方の実際の感想・評判はコチラ ↓

さておき、ひとつづつ歴史的な出来事と照らし合わせてシェアの増減を見ていきましょう!

阪神大震災後の意外な瓦の推移?!




1995年には阪神淡路大震災がおきました。最近では地震=瓦離れのイメージがあるので震災後瓦の需要は変わらず、なんなら増えている点に個人的に驚きました。

その裏側で・・・

アスベスト問題



2000年前後から住宅建材にアスベストを使わない動きが出てきました。もちろん屋根にもその影響はあり・・・
瓦はアスベストを以前から使ってなかったのですが、化粧スレートは強度と耐火性を確保するためにアスベストを使っていました。
おおよそ2006年ごろまではノンアスベストへの移行期だったためか、シェアを落としていますね。ノンアスベストへの移行当初は踏み割れの問題等もあり、それも相まっての結果なのでしょうか?

そしてここからは瓦に向かい風が吹き荒れます。

建築基準法の改正及び東日本大震災


耐震基準が変わった影響は化粧スレート・金属屋根などの「軽い屋根」にももちろん影響はあったものの、
「軽い屋根」に比べ耐力壁の必要量のUP率が多かったためか、「重い屋根」である瓦の割合がずっと減り続けることになります。そこへ度重なる震災の影響もあり、現在に至る、という感じです。

今後の展望・・・

約1年後の2025年4月には4号特例の縮小で、いままで審査が省略できていたものができなくなったり、仕組みが大きく変わることがが予定されています。
その中でも特に瓦に明るい話題はなく・・・。Kawalife フェスがいつできるのやらと空想を繰り広げる毎日ですが・・・
私自身は、お施主さんに選んでもらうため、選ぶ際の参考になるような情報を今後もコチラで展開していきますので♪
ぜひ、また、見てください!!今回は少し難しい内容になってしまったので、次回は『見た目』など、ワクワクしそうなネタでお届けする予定です!ではまた♪

自己紹介

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株式会社鶴弥 営業企画部の牧野です。 愛知県半田市に本社を構え、陶器瓦の製造・販売をしています。 家づくりのご参考になる屋根情報を掲載しています。

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