毎度どうもこんにちは!!!前回の投稿からかなり時間が経ってしまい、気温も一変し朝晩の寒さが身に沁みるようになりました。
そんな今日は!
カタログ「KAWALIFE」の特集ページを新しく作るべく密着した「瓦の施工現場の様子」をお届けします!!
なお、今回はD建設様に撮影許可をいただき、ご協力いただきました。大変、ありがとうございました。仕上がり予想図はこちら👇
2.5寸勾配の屋根ということもあって、緩勾配で2.0寸から使えるタイプ1プラスを使っています。
色は濃い茶色 アンティックブラウンSです。
カタログと両方見てほしいので、カタログにしか載っていない情報、ブログにしか載せない情報を意識しつつ、各工程詳しくお届けしまぁーす!!
カタログはコチラから見れますよ♪
さて、早速いきましょー。
ブログでしか載せない情報を早速・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
STEP0 瓦屋さんが入る前…
屋根工事は基礎工事→建て方の後、一番最初に始まる工事です。
建て方では瓦を載せるための土台となる部分まで作られます。
👇こんな感じ👇
とっても地味な絵面ですが・・・
見えているのは「野地板」と呼ばれるものです。
ちなみに裏をこんな感じになっています。(写真を撮り忘れたので、図です。)
たる木:屋根の傾斜に沿って取り付けられている木材
60mm×75mmのものを455mm間隔に取り付けるのが一般的です。
むな木:屋根の頂部に地面に水平についている木材
105~120mmのものを一本通す感じで取り付けます。
棟木を屋根の上にあげる棟上げが有名でしょうか?
野地板:垂木の上に設置する板状の木材
9〜15mmの厚みのものが一般的で、構造用合板や耐火野地板などいろんな種類がありますが、今回は繊維板が使われています。
さぁ、やっとこさ瓦屋さんが入り、屋根工事が始まります!
STEP1 下葺き
瓦屋さんが入り、まずは下葺き材(ルーフィング)が張られます。
懐かしき黒板のような色をしているシート状のもので、2次防水材の役目を持ちます。
この工程は他の屋根材(化粧スレートや金属屋根材)でも同じ作業になります。
縦重ねが100mmになるように、タッカーという大きなステープラーのような道具でルーフィングを固定します。
壁際の部分は立ち上げる、ケラバの部分は巻くなど、正規のルールに従って張っていき、野地板が全部隠れたら、作業終了です。
さぁ、まだまだ作業は続きます。
STEP2 桟木取り付け
「桟木」は「サンギ」と読みます。
瓦を引っかけるために屋根に設置する細長い材料で、厚み15㎜×幅30㎜のものを使います。
桟木とは言いますが、「木製」であったり「樹脂製」のものもあったりします。今回の現場は樹脂製の桟木ですね。
桟木は屋根の傾斜に垂直に取り付けられますが、前記の通り「瓦を引っかけるため」のものなので、瓦の働き長さ約280mmピッチに取り付けるため、事前にスミウチし、スミウチした線に沿って取り付けていきます。
ちなみに、本来は桟木の下に、縦桟(タテザン)と呼ばれるものが入ります。これは軒から棟に垂木ピッチつけるもので、桟木で水がせき止められないよう、水抜きの役割を果たします。
最近では水抜き付きの桟木がありますので、縦桟を入れることは少なくなってきているのかもしれません。
※スミウチ … 墨ツボを使い、まっすぐな目印線を書くこと
スミを引くと呼ぶこともありますかね?正式名称は知りません。
さぁ、やっとここまでで準備完了です☆
いよいよ瓦が出て来ます!!
が、すみません。疲れたので、瓦の登場は次回に♪
最後に・・・
瓦の標準設計施工マニュアル
鶴弥ホームページでは瓦の標準設計施工マニュアルを掲載しいています。いつでも、どこでも、だれでも!!困りの際、何か気になることがある際にぜひご利用ください。
ページ数が多いので、ここはどうなの?などコメントいただいても結構です☆
長くなってしまいましたが、今日はここまで!
では、また次回お会いしましょう★