どうもこんにちは、いつも拝読いただき、ありがとうございます。
天気も良く、暖かくなってきて、とても気分がいいですね☆そんなこんなで今日は 暑くなってくると問い合わせが増える『遮熱瓦』 に関してお届けしたいと思います。
ぜひ、最後まで読んでください!
『遮熱瓦』の定義
『遮熱瓦』って記載してあると、「ん?!この瓦は他の瓦より涼しいのか?!」
と思いますよね。
各お会社様でそこら辺の定義はいろいろなのですが、
鶴弥でいう『遮熱瓦』は、
従来の色に対して、反射率を20~30%程度向上させたものとしています。
例えば・・・
例えば・・・
黒の従来色「マットブラック」の反射率は23%、
後継の遮熱色「クールブラック」は31%
おおよそ35%向上しているので、『遮熱瓦』と表記しています。
後継の遮熱色「クールブラック」は31%
おおよそ35%向上しているので、『遮熱瓦』と表記しています。
なので、『遮熱瓦』が他の瓦より涼しいか といったらそうとは限りません。
もともと反射率が高いものでそれ以上反射率が向上できないものには
『遮熱瓦』と表記していないので、
『遮熱瓦』と記載のないものでも、『遮熱瓦』と表記されているものよりも
反射率が良い場合があるので注意!!
Tシャツなんかでも“明るい色は涼しい、黒は暑い!”っていうのと同じだったりで、
明るい色はもともと反射率が良いので、『遮熱瓦』とついていなくても涼しそうですね♪
『遮熱瓦』でどんだけ変わる?
前述した通り、『遮熱瓦』は従来色の反射率を向上させたものなので
『遮熱瓦』とついているものと、そうでないものとの相関性はありません。
なので、どんだけ違うかっていう部分を 瓦と他屋根材 とで比べてみることにします。
こちらは社内試験の結果。
おなじ大きさ・形の家に、同色の瓦と他屋根材(化粧スレート)をのっけて、①屋根の表面温度
②エアコンの消費電力量
を測定、比較しました。
⇒結果:①表面温度は 瓦の方が、13℃も涼しい!
②エアコンの消費電力の差で 瓦の方が、1,100円もお得に!
ちなみに、なんで瓦がこんなに涼しくて優秀かというとザッと2点ありまして。
ちなみに、なんで瓦がこんなに涼しくて優秀かというとザッと2点ありまして。
■もともと持ってるポテンシャル
陶器のコップを想像していただくとわかりやすいかと思いますが、粘土瓦は熱伝導率がよくありません。(暑くなりにくい性質を持ちます。)
また、反射機能ありなしにかかわらず瓦は反射率が低くても20%以上はあるのに対して、他の屋根材だと6%ぐらい、まさしくけた違いってやつですね。
そんなこんなで、温度や消費電力に差が出ます。
ただ、一番要因として大きいのが、
■瓦裏にできる空気層
図のように、瓦とそれを支える野地板の間に空気層ができます。すごいサラッと言いましたが、これ、瓦だけの特長なのです。
空気層を設けることで温度差を小さくし、湿気を排出してくれるこの構造、実は壁の構造では快適・長持ちを目的とした当たり前の話。一番過酷な環境にあるのに、屋根だけは別にいいでしょ!とはいかないですよね。
空気層で、夏場の熱気をシャットアウト!しましょう。
ザッとこんな感じで温度差・消費電力差が出るのですね♪
『遮熱瓦』で迷ったら
よくお問い合わせを受ける内容として、
『遮熱瓦』の表記がない色(例えばナチュラルイエローなど)を選ぼうとしているのだけど、涼しいのなら『遮熱瓦』の表記のある色にしようと思って迷っています・・・(;_;)」
といった感じ。
『遮熱瓦』と表記があるからって必ずしも反射率が高いわけではない!ので注意ですね。
そのうえで、もし選ぼうと思っている色の反射率があんまり芳しくないものであったら
まず、
①瓦を選んだ時点で快適なこと
②小屋裏温度で2~3℃程度なので、居室空間で言うとそれ以下
③ただ、小屋裏環境を良くする(温度上昇を抑制する)ことは屋根長持ちに直結する
④でも瓦を選んでいる時点で環境はGOODなの(屋根長持ちに変わりはない)を忘れない
ってことを考慮に入れて最終決定するのがいいかと思います。
私個人としては見た目は大事!と思うので、遮熱うんぬんかんぬん抜きにして、好きな色をお薦めします。
選ぶ際にお役立てていたなら嬉しい限りです。
ではまた♪
今日のまとめ
・『遮熱瓦』は従来の色に対して遮熱機能を向上したもの
・だから『遮熱瓦』がついていない色でも反射率が高い瓦もあるよ
・瓦を選んだ時点で最強に快適・長持ちだから細かいことは気にしない
・だから『遮熱瓦』がついていない色でも反射率が高い瓦もあるよ
・瓦を選んだ時点で最強に快適・長持ちだから細かいことは気にしない
選ぶ際にお役立てていたなら嬉しい限りです。
ではまた♪